第12回「あだち五色桜マラソン」が令和6年4月14日(日)に江北橋緑地(足立区)で、各地から約2,000名を超すランナーやユニサイクリスト(一輪車に乗る人)が集まり、7種目19競技を競い合いました。海外からも8名参加されています。
今回、近藤やよい足立区長にも開会式にご臨席頂き祝辞を頂きました。また、当日の様子は「区長のあだちな毎日ブログ」でも紹介されました。
https://www.city.adachi.tokyo.jp/hisho/ku/kucho/20240419-mainichi.html
そこでは五色桜の「復活を期して平成21年度から27年度まで寄附金を募り植樹を行ったのが『ふるさと桜(平成五色桜)オーナー制度』でした。荒川左岸(下流に向かって左側)、鹿浜橋から西新井橋にかけての約4.4キロメートルの区間に、458本の里帰り桜を植樹しました。」「マラソン大会を機に改めて河川敷から眺めてみると、植樹当時は幹が細く、これで育つのかと心配したのが嘘のようにすくすく育ち、五色の花を咲かせていました」とあります様に、昭和27年以来アメリカ、ワシントンからの「里帰り桜」の歴史が脈々と受け継がれていることに感謝申し上げます。
江戸時代に由来する「里桜」の文化は、偶然にもその苗木が明治期に荒川堤に約6㎞にわたり植樹され、成長し、堤の両側に桜並木をつくり出します。「五色桜」と呼ばれるようになり、大勢の人々が行き交う名勝地となった歴史は、このマラソンの主催者の一つでもある、NPO法人五色桜の会の活動テーマでもあります。
https://www.goshiki-sakura.jp/
マラソンの会場がその歴史を彷彿させるようなロケーションにあることは、巡り合わせとはいえ、何らかの縁を感じます。走る距離も長くなると折り返し地点から坂を上り、しばらく堤を走ります。そこにも桜が植樹されており、ランナーの皆様にはソメイヨシノよりやや遅れて開花の五色桜の数々の花びらに醍醐味を実感されたのではないでしょうか。
お天気にも恵まれ、無事大会が終了し、ほっとした令和6年の東京の春でした。 |
|
|
|